-家族と家族のつながりは人類祖先の「発明」、脳発達に必要不可欠-
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Category — なーるほど発達 -医学と進化論に発達を学ぶ-

進化と発達 11:

進化と脳、運動:直立二足歩行~現生人類誕生:

 単純計算すると、人類の祖先は上で5000万年生活し、地上(や低灌木)で1500万年生活してきたことになります。この間、さまざまな変化を遂げたのでしょうが、地上での1500万年の初期は、食事の変化、捕食者をかわす感覚・運動能力、集団生活による「安全保障」能力など地上生活の継続と生き残りの準備段階であったのではないかと推測しています。
 何故なら、東アフリカの低灌木や草原には捕食者(肉食獣)がいますので、捕食から逃れるために、センサー(五感)能力・運動能力を個レベルと集団レベルで向上させた方が生き残りの確率が高まると考えるからです。
 この準備段階のところの解明は、現代のこどもの発達支援と祖父母世代の役割を考える上で非常に重要な示唆を与えてくれると思いますので、今後の研究発表に期待したいと思います。

キーワード:
太陽の昼・夜のリズム、昼行性、大脳と五感・運動、知情意の形

○進化のプロセス
 下図参照。人間の特徴は一度に現れたのではなく、環境に適応しながら生き残った。
 直立二足歩行→石器の使用→脳容量の増大→組織的な狩猟→火の使用→宗教→農業とされています(資料5)。

進化のプロセス
資料5などにより作成

 これは、次のような過程とみることができる。
 昼行性の維持(脳の機能)、脳と五感→脳と運動→脳と五感・運動→脳と五感・運動・知情意

進化のプロセス・過程
昼行性

 そもそも6500万年前に夜行性から昼行性に変化。そのときは、昼の方が実の色を識別しやすく熟れた実(エネルギー価が高い)を採集するには有利。1500万年前の草原や低灌木の環境に進出した時は、夜行性の捕食者(肉食獣)から逃れるために昼行性を維持することが必須条件だったのではないかと考えられます。

五感

 同時に、捕食者(肉食獣)の接近や急襲を素早く感知するための五感を向上させ、親や家族が教育したのでしょう。
 これは、家族が不断に視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚の環境入力を行い「脳トレ」を行うことにより得られる。

脳と運動

 人類の祖先が直立二足歩行を始めてから数百万年後に石器の使用が始まり、栄養価の高い食事(肉食獣が遺した骨)を獲得、捕食されないように運動機能(直立二足歩行の高度化)を高め、捕食者(肉食獣)が近づきにくい断崖や岩山に寝場所を構え、複数の群れは一緒になって眠ったのである。

 運動機能の向上(捕食者から逃れる)→骨の獲得→高栄養価の食事→脳容量の増大→運機能の向上

脳と五感・運動

 石器製作は、ある目標の形と役割を頭に描き、それに沿って作業する計画性が人類にあったことを示している。

脳と五感・運動、知情意

 150万年前の化石は長距離を効率よく歩いたり、走ったりするのに適した体つきをしていた。脚の動きを腕や胴体の動きと統合して動的なバランスをとる必要がある。さらに上半身の動きを脚の動きと独立させて物を投げたり、運搬したりという動作を作ることができる。こうした複雑で高度な感覚運動を行うために、より複雑な神経システムと大きな脳が必要になった。
つまり、脳容量の増大は直立2足歩行によって生じた新しい感覚運動制御のためであり、言語や知性の発達はその副産物に過ぎなかったというわけだ。

 
 
 

8月 3, 2011   No Comments