庶民版ファミリー・オフィス(ブログ第8号)

149251人類と集団生活
 人類の祖先、霊長類の祖先が6500万年前に熱帯雨林の樹上生活を始めたときは、リスのようで夜行性の動物でした。熱帯雨林が消失するまで約4000万年間樹上で暮らし進化を遂げたのですが、そのときに発達させ獲得した特徴の一つが集団生活です(山際 寿一「人類進化論」裳華房 2008年 40p)。主には、樹上の捕食者である猛禽類などから身を守るには集団で対応し、見張り役を置き、あるいは誰かが捕食者を発見したら特殊な鳴き声で仲間に知らせ、逃げる、身を隠す、あるいは共同で立ち向かっていたようです。
人類の祖先が地上のサバンナに進出した以降は、捕食されるリスク状況はもっと深刻です。まわりはライオンなどの猛獣、捕食者ばかりです。ひとりで対応するより、集団で早く見つける、あるいは早く感じる(臭い、音など)、早く警報を出すことにより安全を図っていたようです。また、食事し眠るところは捕食者が寄り付きにくい断崖に作られたのですが、それでも全滅させられたこともあったようです。私達の祖先は生き抜くことが困難な環境に晒されていたのです。
そんな人類の祖先ですが、約5万年前から始まった大移動(現在の中東地域から地球のあらゆる所へ拡散、約1万3千年前には南米大陸最南端に到達)では、祖先は多くの大型動物を狩りつくし絶滅させたとされています。祖先は、言語コミュニケーションにより集団生活を高度化させ地球の全地域へ進出したのだろうと思います。狩りも高度になったのだろうと思います。集団生活の高度化は安全の確保、食料の確保、そして明日へ向かう移動(展開)能力の向上につながり家族生活をより安定化させたのではないでしょうか?

ファミリー・オフィス
 現代において、家族が人間集団の協力を得るという事例として、欧米にファミリー・オフィス(参考:http://www.ffoglobal.com/aboutff.html)という銀行系サービスがあります。ビル・ゲイツなど金融資産を莫大に持つ超お金持ち家族に対して、資産管理を中心に家族の教育や医療など生活の色々な場面で助言する銀行などが提供するサービスです。超お金持ちは「家族」も大きな関心事で外部からの情報を必要としているのですね。そのサービスを提供する銀行などは、人間集団(専門家や現場)から実際に役に立つさまざまな情報を収集し、その中から超お金持ちの条件に合う情報を提供することが目的のようです。ファミリー・オフィスのサービスの核心部分は人間集団からの情報収集であって、それは理論ばかりでなく経験・体験に基づく役に立つ情報の収集機能ではないかと推定しています。

庶民版ファミリー・オフィス
 資産管理抜きのファミリー・オフィスが実現すれば庶民にとって朗報でではないでしょうか?ファミリー・ルネッサンス事務局は、人類の戦略、一人-家族-集団に基づいて集団がもつ経験・体験に基づく情報を収集する仕組みを行使串、家族や一人ひとりの生活に役立てることを目的に、資産管理は対象としない庶民版ファミリー・オフィス事業を企画しています。インターネットを活用し、皆様の参加を得て、理論や経験に基づく情報収集・蓄積機能、サービス機能(ファミリー・バンク)の実現を目指します。
紙ベースの時代であれば情報収集には大きな壁がありましたが、ネットの時代ではその壁は相当に低くなっていることから実現の可能性があるのではないかと考えています。
ご期待下さい

2016年1月27日 末吉 一成(㈱インコントロ ファミリー・ルネッサンス事務局)

庶民版ファミリー・オフィス(ブログ第8号)
[`yahoo` not found]

コメントを残す