ファミリー・ルネッサンス 生き残り戦略(ブログ第6号)

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ビジネスの戦略、生きものの戦略
 この場で戦略論を語るつもりはありません、ビジネスの戦略と生きものの戦略について基本的なことについてだけ話したいと思います。ただし、ビジネスの戦略の話は私が約30年間務めたシンクタンクの経験によっていますので偏っているのかも知れません。
ビジネスでの戦略とは、「組織などを運営していくについて、将来を見通しての方策」(デジタル大辞泉)とされています。“将来を見通して”は、目標に向かって明日も継続するというが含まれます。明日も将来も存在を継続する方策と理解できます。この意味で生き残りのためなのです。これは生きものにとっての戦略も同様です。
戦略立案は環境変化に対して如何に対応するか、その方策は何かということに尽きるのではないかと思います。戦略立案は、演繹的に組み立てられているような錯覚に陥りますが、実際は選択肢を用意し帰納法的に良さそうなものを選んで組み立てられたものです。必ずそうなるということを保証するプランではなく、当たる可能性が高いと考えられるプランなのです。だから当たり外れがあるのです。外れたものは、残念ながら戦略としては評価されません。当たったという実績を得て戦略と評価されるのです。
ビジネスでは環境変化にうまく対応し売上げ・利益をあげた方策を戦略、生きものでは環境変化に適応し日々の生活の継続と命の継続方策(特徴)の獲得を戦略というのだと考えています。

生きものの生き残り
 生命誕生から今までの10億年の間にどれほどの生きものが生まれ消えたのでしょうか?現時点の生きもの種の数について定説はなく300万~1500万とされています(長谷川眞理子「進化とは何だろうか」岩波ジュニア新書 1~4)ので、それの何万倍、何百万倍とか膨大な数の種が生まれ、絶滅していったのではないかと思います。
現在生き残っている種は、その祖先が環境に適応するための特徴を獲得することを積み重ね、現在に至っているということになります。途中で分岐し、現在存在しない種は、分岐後環境の変化に対応できる特徴を獲得できず、絶滅したということになります。私達人類でも途中で絶滅した種が相当にあるようです 。
生きものが目的的に判断し行動する(した)という意味ではなく、生き残ったという結果から見れば、祖先が積み重ねてくれた特徴は生き残り戦略に他ならないと思われます。

私達の生活戦略
 故瀬川昌也氏(医師、小児神経学のパイオニアの1人)は「人の脳は見事に作られている。1ミリ違えば大変なことになるような場合でもしっかりその位置にある、人間が作ろうにも作れないのではないか」。部位間の相互関係、機能や時間の相互関係、…など考え始めると際限がありません。10億年の積み重ねはハンパではないのです。
私達は、そのハンパでない特徴をすべて引き継いでいます。ありふれた生活の振る舞いの中に人類の特徴があるはずです。気付いていない人類の特徴がさらにあるのではないでしょうか?それらも祖先が獲得してくれた生き残り戦略なのですから知りたいものです。
祖先が自然環境下で獲得した人類の特徴を知り、それを現実の行動に反映させるという生活が生きものとして素直な生き方のように思います。時間的にも経済的にも効率が高いに違いありません。とくに経済面では、お金はかからないはずです。

ファミリー・ルネッサンスは人間の受精~誕生~発達~成人~老人~死のプロセスにおいてありふれた生活の振る舞いのなかから何が人類としての特徴(戦略)なのか皆様と共に探し、人生に役立てて戴くことを目的にしています。

 

2016年1月22日
末吉 一成(㈱インコントロ ファミリー・ルネッサンス事務局)

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